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定義を越えて発達支援の未来を考える【『PriPriパレット』夏号感想】

育児・暮らし -lifestyle-
Image by Westfale from Pixabay

こんにちは。皇月ノエルです。

この雑誌をおすすめしたいのはこんな人!

  • 発達障害の支援に興味がある
  • 保育の現場で活かせるスキルが知りたい
  • 発達障害について知りたいけど、何から学べば良いか分からない

PriPriパレット 夏号が発売!

勉強のために拝読させていただいている雑誌『発達支援PriPriパレット 夏号』が発売されました!

今年の春創刊の雑誌で、発達障害を持つ子どもたちへの接し方や支援のアイデア、他の保育現場での取り組み等が幅広く紹介されています。

春号の感想はTwitterに連投して流してしまったので(;´∀`)、春号の時に感じたことも併せて書いていければと思います。

ちなみに春号はこちら

雑誌そのものの構造の話

表紙の手触りが良い!

私は紙の感触や手触りにちょっとしたこだわりがあり、表紙の手触りで「どっちを買おうか?」同一ジャンルの実用書を決めることすらあります。

つるつるしているから良いというわけでもなく、ざらざらすぎるのもちょっと嫌。

ちょうど良い紙質のページに出会えると、めくるたびに「本読んでるわ~」と感じることができて、充実感があるのです。

 

『PriPriパレット』の表紙の紙質、大好き!

光沢を押さえたつるつる感。優しい手触り。かわいいイラスト。

発達障害を持つ人は感覚が過敏なこともあるそうですが、優しい手触りの表紙からすでに「発達支援」を想定しているのでしょうか?

勝手に想像を膨らませています。

文字の感覚がほどよく広くて読みやすい!

行間の幅って重要で、狭すぎると内容が頭に入りづらいことがあります。

その点、『PriPriパレット』は行間が絶妙で、めちゃくちゃ読みやすくてびっくりしました!

内容がすんなり頭に入ってくるのです。 

 

今までいろんな本を読んできて、
「字が詰まってる! 読むのに気力が要る本だな(面白いから頑張る)」
「これは、読みやすい部類かも」

と感じたことはありましたが、ここまで「読みやすい!」と劇的に感じたのは初めて。

椅子に人間工学に基づいた設計方法があるように、行間にも「人間が読みやすい幅」というのがあるのでしょうか。

 

『PriPriパレット』は保育者向けに書かれている雑誌ですが、

「発達障害について知識を得たいんだけど、どんな本を読めば良いか分からない/過去に難しい本を選んで挫折してしまった」

という人にもおすすめしたい一冊。

 

ちなみに「発達障害ってどういうものがあるの?」というところから知りたい人には、春号のコーナー『困っている子どもの”なぜ?”と”こうする!”』が特におすすめです。

発達障害ごとの呼び名と主な症状から、実際の事例とサポート案まで、一貫して知ることができます。

専門家のお名前に振り仮名があって読みやすい!

これは個人的にものすごく嬉しいポイント。

日本人の名前って、同じ文字でもいろいろな読み方をすることが多いですよね。

特に地名や名前ともなると、「こう読むの!?」と驚かされることも多々。

 

つまり何が言いたいかと言うと、私は人の名前を読むのが苦手です。

名前が読めないばかりに挫折した本がいくつかあります。

 

『PriPriパレット』では、特集ごとにいろいろな専門家の方が登場しますが、大多数の特集で名前に振り仮名が振ってあるのがとても親切。

「何て読むんだろう」「また読めない名前出てきた」とストレスに感じることなく紙面が見れるので、振り仮名を見つけるたびに合掌してしまうほどです。ありがたい!

読書上のストレスを減らす工夫がなされ、書いてある内容そのものに集中しやすくなっています。

夏号の感想たち

日本の保育をのぞき見る感覚

一時期、海外に住んでいたので、私は日本の幼稚園に通ったことがありません。

だから『PriPriパレット』を通して保育現場での取り組みを読むことが、「日本の幼稚園/保育園ってどういう感じなんだろう?」という好奇心を満足させるのに役立っています。

特に最近は、「混合教育(発達障害児と提携発達の子どもたちがクラスを分けずに生活するスタイル)」の保育機関もあるそうで、私の身の周りにはない環境に「へええー!」とひたすら感動しています。

サポートのアイデアを自分で自分に活かす

「発達障害とはどういうものか」という定義を本で知ることは簡単だけれど、定義だけの知識では日常生活に活かせることはごく限られていると思います。

「君はADHDだから、こういう特性があるんでしょ」などと話しかけたら、不快になるに決まっています。

そんなことはしたくない。

もし身近に発達障害を持つ人がいて困りごとを抱えていたら、サポートしたいと思っているので、より実践的なサポートのアイデアが欲しいのです。

 

また得られたサポートのアイデアは、自分で自分を知ることにも役立っています。

発達障害と診断されたことはないけれど、人より細かい部分が気になったり、感覚過敏があったり、なかなか休めなかったり……。

一度心身のバランスを崩したことで、「自分は自分のことを知らない、どう対処したら良いのか分からない」ことがたくさんあると分かりました。

知識を得る中で「私にも似ている特性があるなぁ」と気づいたら、書かれているサポートのアイデアを自分に活かしているのです。

  • 作業に集中したい時は、視界からものをなくすとか。
  • ゲームがやめられなくなった時にどうするかとか。

また夏号には熱中症対策についても書かれており、私はよく熱中症になるので、書かれていたアイデアをもとに自分で気をつけて行こうと思いました。

発達障害を伝える上手い方法

私にとって特に参考になった記事のひとつは、夏号54ページに記載の『園での支援、保護者会でどう話す?』です。

確かに言われて見れば、「○○ちゃんだけ特別扱い」とか言う人いそう~。そんなつもりはないのにな。

例えばそんな時、あるいは別の場面で、サポートの必要性を説明しなければならなくなった時。一体どう言えば差別や偏見を助長せず伝えられるのか?

前々から、心の底で気になっていた話題な気がします。

発達障害の定義は本が教えてくれても、「実際にどう伝えれば良いか?」は書かれていないことが多いからです。

「○○はASDだから、○○という傾向があって~」と定義に沿って説明するのは簡単。

けれどそれでは、「障害があるから特別扱い」「○○は他と違う」という分断が深まってしまいます。

それは本意ではないし、誰も得をしないでしょう。

記事内ではより具体的な言葉選びを例に挙げながら説明されていて「なるほど!」と思えました。

もし、説明に困っている当事者の方がいたら、その人の参考にもなるかもしれません。

「発達障害」も「普通」もなくなる未来へ

もう一つ、心に残った記事が。

『【インタビュー】自分色に輝く今 落語家 柳家花緑さん』です。

柳家さんは学習障害を持っておられるそうですが、子ども時代は日本に発達障害に対する知識は広まっていませんでした。

そのためにした苦労や、体験、感じた事などが書かれています。

私にとって特に印象的だったのは、記事の後半。

柳家さんが語る今後の教育・保育への願いが、私の抱く感覚とすごく近いところにあったからです。

 

私は以前、こんな記事を書きました。

「定型発達の人」ってそもそも存在するの?【発達障害について考えたこと】
こんにちは。皇月ノエルです。 おことわり最初におことわりしておきたいのですが、私は発達障害の専門家でもなんでもありません。ただ、自分の心と向き合う中で、心理学や発達障害を取り扱った書籍をいくつか読み、自分なりの考えを持つに至った次...

 

語る人間が違うので、選ぶ言葉も違うけれど、記事を読んで「そう! こういうことが言いたかった!」と思ったのです。

私はいろいろあって、病気・身体障害・発達障害などについて語ることにとても気を遣ってしまうのですが、つまりは「何が『普通』で、何が『普通じゃない』のか」って、時代によって変わると思っています。

そして『普通じゃない』方に分類されてしまった人たちは、いつの時代でも何らかの損やネガティブにさらされる場面が多かったと思う。魔女狩りやナチスの制作だって、似た考えの上にあるかもしれません。

けれど時代が変われば、歴史上のそれらの活動は「異常」「間違い」とされ、少しずつ社会は変わり続けている。

いずれ「定型発達」と「発達障害」という区分もなくなって、ただ「個性的な人々がたくさん住んでいる世界」という見方が浸透すればいいなぁなどと考えています。

 

秋号、冬号も楽しみです♪

 

Thank you for your reading!
I wish you all the best!

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