こんにちは。皇月ノエルです。
原稿を直そうとした時の悲劇
過去の作品を直し、直し。
修正を繰り返してきた作品があります。
ずっと手元に置いておくのも難なので、そろそろ電子書籍にでもしようかな?
じゃあ、改めて気になっているところを修正していこう!
そう思って再び原稿を開いた時、愕然としました。
自分のエネルギーが変わってしまった。
同調できない!
実はこの事実は、以前から薄々感じていたことでもありました。
けれどさらに時間が経ったことによって、より顕著になったというだけのことです。
私は過去作のエネルギーに同調できなくなっていました。
確かに、当時より文章は上手くなったかもしれない。
描写も上手くなったかもしれない。(当社比)
でも、作品の中で表現したかったこととか、乗せて書いていた感情が、数年間の経験を経て変質してしまっている。
手元に残っているデータは私がここ数年で修正を重ねてきたもの。
手元にある手書きの原稿は、初稿が完成する前の下書き。
最初に戻ろうと思っても、その「最初」はもうどこにも存在していないのです。
拙い描写とセリフの中には、最初のエネルギーが含まれていたはずなのに……。
できることなら、あの初稿を今の描写力で直したい……。
叶わないことを願いつつ、しょうがないので初稿のさらに下書きから、ストーリーを再構成することに決めました。
これは長い作業になるぞ……。
そして教訓。
初稿のデータはとっておいて、修正を加えるならコピーデータにすべし。
コピーを修正していって、初稿はこれから絶対にとっておこう。
固く心に誓いました。
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「小説の書き方」とは、いわば語学の文法のようなもの。
これを読んだからといって文章が型にハマったり、いっきにつまらなくなるようなことはないのだと、ここ数年でようやく気付くことができました。
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誰かの参考になれば嬉しいです。

Thank you for your reading!
I wish you all the best!
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