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ハーレイ・クインと繋がる「物語の法則」【構成上のネタバレ注意】

本の話 -books-
Image by stokpic from Pixabay

こんにちは。皇月ノエルです。

 

先日、映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』を観たよ、という記事を書きました。

「自分の人生」に目覚める女性たち【『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』感想&ネタバレあり考察】
こんにちは。皇月ノエルです。遅ればせながら、ずっと気になっていた映画を観る機会に恵まれました。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』です。ちなみに、わたしはハーレイの元カレ・ジョーカーが主役の『ジョーカー』はまだ観ていません。両方観...

映画のストーリーに関する感想は上の記事にまとめたのですが、実は感じたことがもうひとつ。

 

映画の構成そのものにまつわる感想です。

 

ハリウッド映画の構成を解説――『物語の法則』

実は、面白い物語には共通する構成がある。

『スター・ウォーズ』から現代のハリウッド映画、さかのぼって各国の神話に至るまでに通じるその法則は、「ヒーローズ・ジャーニー」と名付けられています。

その構成と法則をまとめたのが、クリストファー・ボグラー&デイビッドマッケナ著『物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』(株式会社KADOKAWA)です。

私は「小説の参考にしよう」と思って買いましたが、この本はクリエイターだけに役立つものではないです。

もちろん、小説家、映画監督、脚本化、漫画家など、創作に携わる人にはめちゃくちゃおすすめ。

それと同じくらい、「小説、映画、ドラマを読む/観るのが好き」「それらを考察するのが好き」な人にも読んでほしいのです。

物語の骨組みが理解できると、ストーリー理解や、シナリオがいかに練られているかが見極められるようになると思うからです。

 

また、これはまるで言葉の文法のように「こうするとスマートな構成ができるよ」と教えてはくれますが、「何を」書いたら面白くなるのかは教えてくれません。

アイデアは作者・クリエイターが発想するところであり、構成は補佐役でしかないからです。

文法を覚えても、話す内容がなければ会話できないのと似ています。

 

だから構成の法則を理解できるようになれば、「この人の話は面白い」「構成のセンスがある」「自分の感性に合うクリエイターだ」と感じられる人が、よりはっきりするのではないでしょうか。

 

さて、今回私は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』を観たわけですが、ハーレイの物語にはこの「物語の法則」に沿った構成が組まれていました。

まるで、「本に書かれた理論を使って映画を作るとこうなるよ」というお手本のよう。

つまり、考え抜かれた面白い映画だということです。

「ヒーローズ・ジャーニー」の理論に沿う形で、どこがどの場面に相当するのかあてはめてみましょう。

 

「ヒーローズ・ジャーニー」と「ハーレイ・クイン」

1 日常世界――ハーレイがクラブで騒いでいる

2 冒険へのいざない――ジョーカーと破局した事実。

3 冒険の拒否――ハーレイは破局を隠し、今まで通りに振る舞おうとしている。しかし破局は噂としてじわじわ広がっており、ハーレイを苦しめる。

4 賢者との出会い――ハーレイ自身の内観。隠し通すことはできない、過去にしがみついている苦しみ。失恋の傷から逃れたい。

5 戸口の通過――工場爆発。思い出の場所を破壊することで、過去と決別する決意を固める。また、爆発を背景に、今作のテーマ「自立した女になる」が語られる(視聴者は「自立がテーマなんだな」と認識できる)

6 試練、仲間、敵――カサンドラ、レニー、ダイナ、ハントレスそれぞれがゴッサムシティで活動している。ハーレイと出会ったり、助けたり、敵対したりする。

7 最も危険な場所への接近――シオニスとの取引。

8 最大の試練――追っ手を振り切り、カサンドラを保護することに成功する。

9 報酬――ハーレイの隠れ家で、束の間の安息。カサンドラに秘訣を教えこむ。

10 帰路――ハーレイの隠れ家がばれて襲撃を受ける。可愛がっていたハイエナがいなくなる。ハーレイはシオニスに電話して、戦いの場を遊園地の「ブービートラップ」に決める。

11 復活――最終決戦。メインキャラクターの女性5人が集結し、どうにもならない状況で共闘せざるを得なくなる。シオニスを追い詰め、カサンドラがとどめをさす。

12 宝を持っての帰還――5人で互いの活躍をたたえ合う。ハーレイはダイヤモンドと車を奪ってとんずらする。その後、5人はそれぞれの「自立」した人生を歩みはじめる。

 

あてはめるとこんな感じでしょうか?

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』は定期的に派手なアクションシーンが盛り込まれていて、しっかりした構成と共に観ていて飽きませんでした。

また、私は飽き性なので映画の途中でそわそわしたりするのですが、「ヒーローズ・ジャーニー」の知識のおかげで「そろそろクライマックスにさしかかりそうだから、気合を入れ直してしっかり観よう」と思えて、最後まで集中して観れたのも思わぬ報酬。

 

構成を知ると、映画がつまらなくなるんじゃないの? そういう面もあるかもしれません。

が、映画を構成の面からも考察したいなら、知っておいて損はないと思います。

構成を知ることで『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』がますます美味しい、きっと他の映画や小説も美味しい! 『物語の法則』、おすすめです(^^)

 

Thank you for your reading!
I wish you all the best!

 

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