こんにちは。皇月ノエルです。
インクが出ない!
原稿を書く時、万年筆を愛用しています。
ちゃんと手入れをすれば、ひとつのものが長く使えるということと、「モノを大切に育てる」ことに魅力を感じて使い始めたのが始まり。
↓私の万年筆遍歴は、下の記事に詳しいです

さて、最近はPILOT社の「グランセ」と、セーラーの「プロフィット21」を使用していたわけですが。
セーラー、インクの出が悪い……。
これは何も会社が悪いわけではなく、私の利き手の問題。
さもありなん。
私が購入した「プロフィット21」は、右利き用なのですから。
左利きなのに、無理して右利きを使うのがいけない。
でも、お店に左利き用がなかったんだもん。
見た目にもこだわりたかったんだもん。
どうしてもセーラー社さんの万年筆を使ってみたかったんだもん。
右利き用でも、頑張れば使えるやろ。(先に買ったPILOTだって右利き用だけどいけてるし)
そんな数々の理由で、右利き用のものを気にせず買ってしまったのです。
とはいえ、やはりだめなものはだめだったのでしょう。
試しに右手に持ってしばらく書けば、満足のいくインク出。
けれど左手に持ち替えてしばらく経つと、やっぱり薄い字になってくる……。
それならば右手で書くかとやってみるものの、やはり字は汚くなるし、書くのにも時間がかかってしまうので、文章に集中するのが難しい。
私はお洒落な万年筆を前に苦悩していました。
知らなかった!ドイツ製万年筆の良さ
SNS上で「左利き万年筆の選択肢が少ない!」的な愚痴を書いたところ、親切な方が耳よりなアドバイスをくれました。
スレッドではドイツ製万年筆(左利き用)が列挙されていると同時に、「なぜ、ドイツには左利き用万年筆がたくさんあるのか?」理由まで網羅されています。
これを読んで感銘を受けた私は、この中から1本選び、購入してみることにしました。
そうやって届いたのがこちら。
シュナイダーの「ベース」という万年筆です。
左利き用なので、キャップの端に「L」の字が入っています。
「シュナイダー」という社名の響きの良さと、白くてミニマルなデザインに惚れて購入を決めました。
会社についてもう少し調べてみると、このシンプルなデザインに定評があることや、いくつかの賞も受賞しているらしいことが判明。
さらにこの万年筆のクリップ部分は頑丈で、紙を数十枚挟んでも大丈夫なのだとか!
さすがはドイツ製。頑丈さが違います。
しかも、価格も2200円(2020年12月現在)と、手に取りやすい感じ。
ちなみに、もともとインクカートリッジが1つ付属していたのですが、私は追加でカートリッジも購入しました。
使い心地がまだ分からなかったので、とりあえず30個入り。
Amazonでは100個入りという、大きなものも購入できるようです(*´▽`*)
家に届いたら待ちきれず、さっそくインクを入れて書いてみることに。
開封後、初めてカートリッジ挿入部を開けると……。
空のカートリッジと、黒いインクの入ったカートリッジが転がり出てきました!
なんと、スペアのカートリッジを入れておけるサイズ感のよう。
今までにない機能に、大感動です!
確かに、「インク少ないけど、外で使う用事が……」みたいな時、ありますからね。
カートリッジを差して、インクが浸みるのをじわじわ待つ。
紙にペンを落として、書いてみると……。
な、なめらか!!!!
感動で「おおお!」と声が出てしまいました。
グリップが親指と人差し指にフィットする感じ。
左手で持っているのに、なんの抵抗もなくなめらかに出てくるインク。
かすれない文字と線。
そしてかっこいいデザイン(形から入るタイプ)。
これにして、良かったーー!!!!
教えてくれたTwitterの方には大感謝です。
そして、「万年筆を使いたいけれど、左利き用の選択肢が少ない」と思っている方!
ドイツ製の万年筆、良さそうですよ!
これから使い続けて、より自分に合う書き心地に変わっていったらもっと嬉しいと思います。
大切に使います(^_^)
Thank you for your reading!
I wish you all the best!
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