こんにちは。スピリチュアル作家の皇月ノエルです。
「コンフィデンスマンJP」の中で光るのが、ダー子さんの変装能力です。
今は「運勢編」にハマってます。1日2回見てます(`・ω・´)
彼女はありとあらゆるものになりきることができます。
CAさん、秘書、女優、占い師、etc…
さらに「ロマンス編」では、ジェシーに落とされたフリすら嘘。
どこまでが本当でどこまでが嘘か、このシリーズには本当に騙されます。
綺麗に騙される快感を味わう中で、ふと疑問に思うことがあるのです。
本当のダー子さんは、どんな人なんだろう?
誰も知らない?本当のダー子さん
コンフィデンスマンJPには、大枠で「お決まりの流れ」があると思います。
- 今回のオサカナが決まる
- 騙しに行く
- 何かの理由で上手くいかない(ように見える)
- 作戦が大騒動になる
- 上手いこと解決される
- スイートルームに戻ってきてパーティー
です。
この一連の流れの中で、ダー子さんはまったく違った姿を見せることになります。
スイートルームで見せる奔放な姿と、オサカナの前で変装した姿の2つです。
ですが、誰がスイートルームのダー子さんを「ダー子さんの素」と断定できるでしょうか?
あれだけありとあらゆる人格になりきれるダー子さんです。
スイートルームでパーティーに興じている瞬間ですら、あれが素の姿とは言い切れません。
もしかすると、本当のダー子さんなんてどこにもいないのかも……?
仮面を使い分ける人類
ところが、「いろいろなものになりきる」ことは、ダー子さんたちの専売特許ではありません。
実は日常生活の中で、ほとんどの人がやっていることなのです。
一般人にも「おうちでの顔」「仕事中の顔」「親としての顔」「友達としての顔」があります。
顔は、関わる人が多くなるほど増えていきます。
私たちは相手によって、自分の人格を使い分けているといえるのです。
では、本当に大切なことは何か。
本当の自分を見失わないことです。
「本当の姿を見せる」とか「ありのまま」とか言われますが、自分の素をさらけ出さなければならない法律などありません。
自分の素を見せるも、見せないも自由なのです。
そして、誰に見せるのか、見せないのかも自由に選べます。
仮に誰にも本当の自分を見せないとしても、「これが自分の核。誰にも譲れないもの」と思える気持ちや一面を、大切に持っておくこと。
それが大切なことのひとつなのではないでしょうか。
嘘に取り込まれないように
大事なことがもう1つあります。
自分がついた嘘に取り込まれないことです。
ここでいう「嘘」というのは、他人ではなく自分を騙してしまう嘘。
いわば固定概念です。
自分は最初そう思っていなかったのに、周りの人から何度も同じ固定概念を擦りこまれた結果、気が付いたらその考え方に染まっている。
最初は合わせる「フリ」だけしようと思ったのに、気づいたら心から話を合わせてしまっている。
いつしか、偽っていることにすら気づかなくなる。
自分が嘘をついたこと、「これは本当の自分ではない」ことを忘れると、自分がついた嘘に縛られることになってしまいます。
縛られたことに気づかず右往左往して、
あるとき我に返って「これは本当の私じゃない」「本当の私はどこ!?」となる。
本末転倒です。
ダー子さんは自分の軸 (オサカナを騙す) を絶対に忘れません。
軸がぶれないからこそ、ありとあらゆる人格を演じても、最後には大成功してスイートルームに戻って来られるのでしょう。
そして、絶対に変装時の人格を引きずらない。
広い視野で見れば、私たちも同じです。
一番「本当の自分」に近かったのが子どもの頃の自分だとすれば。
子どもだった私たちは、周りの大人からいろいろな固定概念を植え付けられます。
最初は「ふうん、そういうものかな」程度に思っていたのに、次第に「それが本当だ」と思いこむようになり、気づいたら思い込みに縛られている。
例えば、進学・就職・結婚・出産。
それらは本来、「するもしないも自由」な人生の選択肢です。
ところが日本では、「通らなければ幸せになれない道」であるかのように捉えられています。
これは立派な嘘です。
この嘘に乗せられて「あるべき幸せ」を追いかけるのか、
それとも「これが私の幸せだから」と主体的にそれらの体験を選びとるのか。
動機が天と地ほどに変わってきます。
ダー子さんにあって私たちが忘れがちなものは、この主体性です。
強靭な軸と主体性さえあれば、ある意味どんな職場でも楽しく働いて行けるのでは……?
と、仕事に悩みをかかえる私は空想してみたりするのでした(笑)。
Thank you for your reading!
I wish you all the best!
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