こんにちは。スピリチュアル作家の皇月ノエルです。
先日、別の記事で「DEATH NOTE」の小説版「ANOTHER NOTE ロサンゼルスBB連続殺人事件」について紹介しました。
↓感想をまとめた記事はこちら

この本文の中で、Lの座り方について特徴的な一場面があります。
※以下ネタバレ注意!
ちょっと抜粋させていただきます。
「南空さん、考えごとをするときは、この座り方がお薦めですよ」
「……この座り方って」
その、膝を抱えた変な座り方のこと?
それがお薦めだと言ったのか?
「本当です。推理力四十パーセントアップです。是非、試してみてください」
「いえ、その……ん、わかりました」
「竜崎」の発言を信用できる理由
実はこの発言をしたのは、「竜崎」と名乗った犯人ビヨンド・バースデイです。
L本人ではありません。
しかし本書の中でたびたび言及されている通り、ビヨンド・バースデイはLのコピーになりきれなかった人物であり、見た目、趣味嗜好をLに似せられている・似るように育てられたとも考えられます。
そこで「竜崎」の趣味嗜好や行動原理は、L本人と非常に近しいと判断して良いでしょう。
がぜん、上の「推理力40%アップ」も真実味を帯びてくるというわけです。
なぜ推理力が上がるのか?
膝をかかえる2人の探偵
「DEATH NOTE」の作中で、Lも似たように膝を抱えた姿勢で座っているシーンをよく見かけます。
あれは癖であると同時に、推理力が上がる、Lなりのルーティンかもしれません。
しかも膝を抱えて座る探偵は、Lだけではないのです。
かのシャーロックホームズも椅子の上で膝を抱えていたといいます。
映画「ベーカー街の亡霊」で、コナンが真似するシーンがありました。
なぜ、膝を抱えるのでしょうか。
ここからは私なりの仮説になりますが、理由を考えてみました。
膝を抱える→意識が内側に向きやすい?
「膝を抱えた座り方」で日本人の多くが思い浮かべるのは、体育座りではないでしょうか。
体育座りは体に悪いとか、ストレスに繋がるとか……。否定的な意見もあるようです。
しかし一方で、体を丸めることには別の意味もあると思います。
それは自分の内側の世界に入ることです。
体を丸めて外界から身を守り、物思いにふけるというか。
自分の内側、心、精神、考え事……。そのような精神活動に意識を向かわせる姿勢ではないかと思うのです。
椅子の上で膝を抱えることで、背中は背もたれに、全面は畳んだ足によって守られます。
背中が丸くなり、自然と顔もうつむきがちになる。
視界が狭まることで視覚情報を制限し、外から入ってくる刺激を減らすことができるのです。
結果、自分の内側に目が向きやすくなる。
自分の考えに集中できるようになる。
それを幼い頃から続けた結果、Lは極度の猫背で、どこでも不自然な座り方をするようになったのかもしれません。
Thank you for your reading!
I wish you all the best!
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