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写真に写るヒトラーの正体とは?【映画「ルパンTHE FIRST」を考察!】

スピ考察 -Spiritual messages-

こんにちは。スピリチュアル作家の皇月ノエルです。

遅ればせながら、映画「ルパンTHE FIRST」を観ました。

展開がスムーズで飽きが来ず、これまでのルパン作品のオマージュがあちこちにちりばめられている。

ストーリー的にも、映像的にも、とっても面白い作品でした。

ただ、気になる伏線が1点。

この記事ではそれについて考察していきます。

気になる場面――ルパンとヒトラー

具体的なシーンは、ゲラルトとの最終決戦。

磁力に抗う中で、ルパンのもとにヒトラーの写真が飛んできます。

写真を見て何かに気づいたルパン

それを見たルパンは「ん……?」と何かに気づいた様子です。

けれどその「何か」について、作中では語られることなく終わります。

一体、ルパンは何に気づいたのでしょうか?

考察:写真のヒトラーはルパン1世ではないか?

結論から書きます。

私は写真のヒトラーの正体は、ルパンの祖父、ルパン1世なのではないかと考えています。

その根拠となるポイントは、3つあります。

  • 写真はICPOの偽造であり、実際のヒトラーは死亡している
  • 作中で祖父 (ルパン1世) の生死は明かされていない
  • 写真を手放した直後のルパンのセリフが「じいさま (ルパン1世) 」に語りかけるものとなっている

また、混乱を防ぐため、本文中ではルパン3世のことを「ルパン」、ルパン祖父を「ルパン1世」と表記します。

では、1つひとつ見ていきましょう。

写真はICPOの偽造であり、実際のヒトラーは死亡している

根拠の1つ目です。

この事実は、ルパンの口から語られています。

「最近、ブラジルで撮られた」とされている老齢ヒトラーの写真は、ナチス残党の反応を見るために、ICPOが偽造したものだということです。

それではこの写真は、誰かがヒトラーに変装し、それらしく見せたものであると分かります。

写真といえども、ナチス残党に渡すなら万全を期さなければならないと思います。

彼らはヒトラーに憧れて彼の顔をよく見ているはずですし、「老いたらこんな感じになるはず」というイメージもあるかもしれません。

そんなイメージを崩さず変装し、彼らに「ヒトラーは生きている」と信じ込ませなければならない。

そんなプロ級の変装ができるのは誰か?

その答えこそ、ルパン1世ではないかと思うのです。

作中では、ルパンがヒトラーに変装してゲラルトの目を欺きました。

自分もヒトラーに変装したからこそ、「自分の変装と手法が似ている」ことに気づいたのかもしれません。

作中でルパン1世の生死は明かされていない

根拠の2つ目となるのは、生死が不明なことです。

ルパンには「20代後半くらい」という年齢設定があるそう。

今も昔も若い年齢で子どもを産む人はいますから、孫が20代後半なら、祖父もまだ存命である可能性があります。

つまりルパン1世は、姿を現さないだけで、まだ地球のどこかで生きている可能性があるのです。

さらに言えば、この偽造写真は「最近撮られた」と語られています。

「最近」が数ヶ月なのか、数年なのかは不明ですが、これが「ルパン1世がまだ生きている」ことの手がかりにもなるかもしれません。

写真を手放した直後のセリフが、ルパン1世に語りかけるものである

根拠の3つ目です。

ゲラルトがマイクロブラックホールに吸い込まれ、ルパンはそれを目撃します。

直後、ルパンは「冥途の土産だ」と言って、写真もブラックホールに吸い込ませます。

次のセリフに注目です。

「けじめはつけたぜ……じいさま」

なぜかここで、ルパン1世のことが出てくるのです。

写真を手放す→ルパン1世に語りかける という流れがあることから、写真とルパン1世に関わりがありそうだと思えます。

これが1番有力な手掛かりになりえるかもしれませんね。

流れを整理してみる

根拠を並べたところで、映画の進行に沿う形で、流れを考えてみたいと思います。

 

飛行機の中で、ヒトラーの写真が「最近撮られたもの」と聞く
(まだ写真そのものは見ていない)

銭形から「ヒトラーの写真はICPOの偽造だ」と知らされる
これについては映像に出てこないが、飛行機で移動中の会話だと推測される。
(まだ写真そのものは見ていない)

(船上でのレティシアとの会話)
ブレッソン博士に資金的援助をしていたのが、ルパン1世である可能性に気づく

遺跡の中にルパン1世の持ち物(ぼろぼろのシルクハットとステッキ)を見つけ、
ルパン1世も遺跡に来たことがあると知る

ゲラルトの前でヒトラーの変装を解き、写真の偽造を知らせる

戦闘の中、写真が飛んできて、初めて写真を目にする。
ここで「何か」に気づく

(考察:自分もヒトラーに変装した身であり、これが偽造であることも分かっている。
ルパンが写真を実際に目にした時、変装上の類似点や自分に似たものを感じたのではないか。)

直後にゲラルトが写真を取り返そうとするが、ルパンは写真を奪われまいとする
(考察:写真に「何か(これはルパン1世ではないか?)」を感じ取ったため、自分でも落ち着いてよく見たかった?)

その後の戦闘でゲラルトがマイクロブラックホールに吸い込まれてしまう

最後まで「総統」に執着したゲラルトに、写真を譲る
(写真を手放して吸い込ませる)

 

こういう流れになるのではないでしょうか。

最後におまけになりますが、ルパンが写真を手放した意味についても書いておきます。

ルパンが写真を手放した意味――謎は謎のままで

ルパンは一瞬写真を目にした瞬間から、「これがICPOの偽造だとしたら、ヒトラーに変装した奴は変装の達人だな」と気付いたかもしれません。

あるいは、「変装の手法が自分と同じだ」とも。

 

パソコンに詳しい人が、つい人のパソコンに目が行ってしまうように、
車好きな人が、つい人の車のスペックに気づいてしまうように……。

変装の達人であるルパンには、人の変装を見抜くことができる目が備わっているのではないでしょうか。

それに今回は、「ヒトラーの写真が偽造である」という事前情報もあります。

それで気づくことができたのでしょう。

 

ルパンは1世のことを「じいさま」と呼び、とても尊敬している様子です。

けれど、ルパンと「じいさま」が頻繁に連絡を取り合っている様子はありません。

「生きている」とも「死んでいる」とも言われないので、おそらく生死も行方も不明なのではないでしょうか。

 

それがヒトラーの偽造写真を見て、ルパン1世に繋がる何かに気づいた。

ゲラルトとの戦いを中断してでも、詳細を確かめたかったはずです。

実際はそんなことのできる状況ではありませんでしたが。

上の流れにも書いた通り、写真を取り返したゲラルトに対し、ルパンは写真を遠ざけて奪われまいとしています。

これは、「もっと詳細に見たい、まだ返したくない」という気持ちの表れだと思います。

しかし結果的に、ルパンはゲラルトの「冥途の土産」として、写真をよく観察できないまま手放すことになりました。

これはゲラルトへのわずかな親切心であると同時に、「ルパン1世の消息を謎のままにしておく」配慮だと思います。

 

(首を絞められていたとはいえ)ゲラルトがマイクロブラックホールに吸い込まれたのは、間接的にルパンの責任でもあります。

ルパンがあの方向にゲラルトを蹴りあげなければ、彼がそこまでブラックホールに近づくことはなかったのですから。

ゲラルトは心の底から「総統」に忠誠を誓い、最後まで「総統」のために戦いました。

その忠誠心を汲み、「助けられなくてごめんね」の気持ちも込めて、写真を手放したのかもしれません。

 

加えて、「謎を謎のままにしておく」配慮。

これは、生死も行方も分からないルパン1世についての話です。

写真を見たのは一瞬でしたが、ルパンはあの変装ヒトラーがルパン1世である、という手がかりに気づいたのでしょう。

ルパンほどの調査能力があり、もっと時間と余裕もあれば、この写真がブラジルのどこで撮られたのかも突き止められるはずです。

ゲラルトはもうブラックホールに吸い込まれるところで、写真を取り返しに来ることはできません。

ルパンはあのまま写真をポケットにしまうこともできました。

しかし、そうしなかった。なぜか?

「じいさま」を深追いしない、という親切心だと思うのです。

ルパン3世の枕詞と言えば、「神出鬼没の大泥棒」

世界中を駆け回り、「急にいろんなところに現れる」には、誰にも行方を掴ませないことが重要です。

ルパン1世も、そのような活動の仕方をしているのではないでしょうか?

だからこそ、ルパンにもルパン1世の行方が分からない。

けれど、血眼になって探そうとも思わない。

それはきっと、ルパン自身がそうされるのが嫌だから。

自分の行くところをすべて把握されていたら、「神出鬼没」の意味がなくなってしまいます。

「いつでも、どこにでも現れる、現れることができる」というのは、いわば彼にとって自由の象徴なのかもしれません。

 

作中で「血は争えない」という話が出てきますが、ルパンが自由を愛しているのなら――それはきっと、ルパン1世から受け継がれてきたものです。

「じいさまに会えたら嬉しいけど、きっと詮索を嫌うだろう。
だからけじめだけつけて、会いには行かないぜ」

ルパンはそんなことを考えたのかもしれません。

 

 

Thank you for your reading!
I wish you all the best!

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