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「やっていきたく」なる1冊【借金玉さん著『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』】

本の話 -books-
Image by Free-Photos from Pixabay

こんにちは。スピリチュアル作家の皇月ノエルです。

借金玉さん著『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』(KADOKAWA)を読みました。

いろんなことについて目を開かせてくれた本なので、その感想や、読んで気づいたことなどをまとめていきたいと思います。

購入を迷っている方、「読んでみたいと思ってた」方の参考になれば嬉しいです。

この本をおすすめしたい3つの理由

「同じ考えの人」がいることを教えてくれた

まず最初に言っておきますと、私は結構「アウト」な人間だと自覚しています。

反社的な意味ではなく、思考とか感覚とかが「いわゆる『普通』の人と合わないのではないか」ということです。

朝、すっきり起きることができません。

長期のバイトを続けるのがなんだか苦痛です。

「ほぼ毎日、同じ場所に通い続ける」気力は、学生時代に使い果たしてしまいました……。

20数年の人生でそういうことを感じてきながらも、「同じように感じている人って、いてもものすごく少数なんだろうな。自分は受け容れられないんじゃないかな」と感じていました。

だって、普通の人は様々な場面で、「朝さわやかに目覚めて、シャッキリと会社に行く」のがスタンダードのように描かれているからです。

ところが借金玉さんは、私のそんなネガティブセルフイメージを払拭してくれました。

というか、「同じように感じている人がここにいる!」と気付かせてくれました。

本の中には、借金玉さんの経験談がリズミカルな文章で表現されています。

その中のほとんどに、私は首が痛くなりそうなほど頷きました。

上に挙げたような「朝や仕事の苦痛」だけではありません。

抑うつ状態の時の体感とか、「長時間、シンプルなゲームをやり続けてしまう」こととか。

誰に相談すれば良いのだろう……いや、そもそも相談して良いことなんだろうか。

そんな風に感じていたことがらに、一気に「それでもいいよ。分かるよ」と言ってもらえたような気がしました。

リズミカルな文章でサクサク読める

そもそも私がこの本を読もうと思ったのは、「発達障害」と診断される人がどういうことを考えているのか知りたいと思っていたからです。

下の記事にまとめているように、私は障がい者を差別したいわけではないんだけれど……。どう関わったら良いのか分かっていない部分が多くあります。

「バリア」を身近に感じるということ
こんにちは。スピリチュアル作家の皇月ノエルです。 町で車いすに乗っている人、白杖を持っている人、ヘルプマークを付けている人……。そういう人たちに会うと、気遣いたいあまりにどう接して良いか分からなくなることがあります。差別したいわけ...

どう接すれば良いか分からないからぎくしゃくした感じが生まれて、それが「差別?」と誤解されるのは嫌だ。

だから、どうにかして考えに触れる機会を作りたい、知りたい。

そんな風に考えていました。

「知る手段」を本しか思いつけず、そもそも「発達障害って何?」というところから調べ始めたような状態です。

だからまだ手探りも良いところなのですが、借金玉さんの本は私にとって良い入門書となりました。

本全体を通して、文章が軽くてリズミカルなのです。

発達障害についての本を探す時、「発達障害とは?」などと検索すると、どうしても学術的で難しく、学問的定義から入るような本が多くヒットする印象。

ところが借金玉さんは実体験を交えつつ、読みやすい言葉でまとめてくださっているので、「なるほど、そういう風に考えているのか」「そういう風に感じてきたのか」「ああ、分かる」など、深く共感しながら読むことができました。

また、あらゆる症状に共通することだとは思いますが。

 発達障害者の厄介な点は、「一人一人症状や困りごとが違う」ということです。

(中略)

 だから、「私は発達障害者です」と言われて、「フォローしてあげたい」と思った人がいたとしても、どんなフォローをしてあげればいいのかはなかなかわからないという辛い現実があります。

という記載があったことも、大きな参考になりました。

借金玉さんはご自分のことをよく分かっている……というか、自分を客観視して、「自分はこういう特性があるから、こういうハックが役に立つ」ということを理解しておられる方だなと感じています。

だからこそ、自分の体験も流れるような文章に組み込んで、読みやすく伝わりやすく書くことができるのでしょう。

実践へ背中を押してくれる「やっていきましょう」

借金玉さんには、キメ台詞があるといいます。

それこそが「やっていきましょう」。

これは各章の最初の序盤にある「発達障害式○○の原則」の項の締めくくりとして進出する言葉です。

文中の言葉によれば、借金玉さんの名刺にも書かれている言葉だとか。

項の最後に「やっていきましょう」があることで、すごく肩の力が抜ける感じがするのです。

世間にはいろいろな自己啓発本が溢れています。

それらは役に立つ反面、「これは自分には無理」と気後れしそうな、ものすごい決意と自律の精神が必要そうな方法論が混ざっていることもあります。

当然、筆者の数だけ「合うやり方」「上手くいったやり方」があり、それを本に書いているだけなのですから、自然なことです。

そんな中でも、この本はまた別の立ち位置にいると思います。

「やっていきましょう」の一言があることで、借金玉さんを身近に感じることができるようになるのです。

例えるなら、これまで大教室の教壇で教えていた先生が、わざわざ自分の近くに来て、分からないところを親身に教えてくれる感じ。

「一緒に頑張ろうね」と言われているようで、とても元気の出る一言です。

さらにはこの言葉のおかげで、「自分にもできるかも」「やってみよう」という気にさせてもらえます。

「やっていきましょう」ほど素敵なキメ台詞はありません。

本を読んで感じたこと

ここからは、私がこの本を読んで感じたことを、気楽な感じで書き連ねていきます。

「部族」の話

本のあらゆるところで「分かる!」と頷いた私ですが、特に印象的な章をピックアップするなら、まずはこれです。

借金玉さんは「部族の掟」というキャッチ―な概念を作りあげていました。

つまり、すべての共同体 (本の中では、主に会社) には、独自の慣習ややりとりがあるということです。

私は学生時代に、これを感じ取っていました。

同じ学年の中でも、クラスによって「クラスの雰囲気」とも呼べるものがあります。

もっと範囲を狭めて、少人数の仲良しグループでもそうです。

クラス、部活、委員会……。所属する組織の数だけ「雰囲気」があって、それぞれに独特です。

他校に赴く機会があれば、また違った空気感も味わったことでしょう。

学生たちはそういう独特さの中で日々生活するわけですが……。
はっきり言って、私は「他愛ない雑談」のリズムが掴めずにいました。

自分ばかり話していては相手がつまらないだろうし、かといって話題がものすごく合う人も、見つけることが難しかった。
(多分、私のおしゃべりスキルが足りなかったせい)

クラスメイトとどう距離を縮めて良いのか、あるいは今、自分は相手にとってどのへん (仲が良い、まあ話しても良い、できれば関わりたくない……?) にいるのかも把握できずにいました。

だから、どの辺のテンションで近づいて行けば良いのか分からない。

考えこんでいるうちに、雑談もぎこちなくなる気がして、休み時間は本を読みつつ、周りで雑談するみんなを密かに観察していました。

相槌の間合いとか、表情とか、いろいろ。

そうやっているうちに「雑談に意味はあるんだろうか……?」と雑談の存在意義から疑うこととなってしまい、ますます周りとの接し方に迷うこととなってしまいました。

本を読むうちに「自分にもそんな時期があったな。まあ今もあまり変わらないんだけど」と思い出し、
「似たような思いをしている人がいるんだな。なんだか励まされるな」
と安心した次第です。

休み方が分からないことについて

これからこの本を読む人に最大級におすすめしたいのは、Hack21から最後までです。

ここに辿りつくまで1ページ目から読んできましたが、最終章に近づくにつれ、共感度もどんどん上がっていきました。

特に、「うつは雪山で遭難したようなもの」「ダラけているのではなく、『なにもしないをやっている」は強く印象付けられた言葉のひとつです。

私は本格的な登山をしたことがないので、うつを遭難に例えようとは思いもよりませんでした。

でも、文章を読んでいるうちに納得できる。

さらには、私は自分が無理をしている、頑張りすぎていることの自覚を持つことができていません。

自分の感覚を掴む練習中というところです。

だから、あとどれくらい休めば「元気」になれるのか分からない……。
そもそも、「元気」ってどういう状態だっけ?

というところにいます。

活動するのがしんどくても、思考はあまり休まることがないので、
忙しなく今後の心配をしてみたり、「しっかり働いた方が良いんじゃない?」と言わせてみたり……焦らせてきます。

だけど、「『なにもしない』をやっている」という一文で、とっても気が楽になったのです。

 

怠惰な生活を送っているわけじゃないし、ダラけるつもりがあるわけでもない。

人生に「休みが必要な期間」はあって当たり前だと思うし、今がその時期なのは分かっている。

分かっているからこそ、主体的な選択として「なにもしない」ことを選んでいるんだ。

 

そういう思考回路が完成したことで、「元気が戻ってきたら、『なにもしない』を自分からやめられる。それまでは『なにもしない』に徹しよう」と決めることができたのです。

借金玉さんも書いている通り、あれこれ心配しながら寝込んでいると、まったく心は休まりません。
それは本当の休息とは呼べないと思います。

だから休む時は、できるだけ心配事を減らしてしっかり休みたい。
その方が早く元気になれる気がする。

そのためにはどうすればいいか。コツを教えてもらった気分です。

 

 

最後になりましたが、「発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術」、おすすめです。

ちょっとでも「気になる」という思いがあるという人には、ぜひとも早く読んでみて欲しいと思っています(^_^)

 

 

Thank you for your reading!
I wish you all the best!

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