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皇月ノエルはこんな人

光と音に敏感な「繊細さん」(HSP)。小説家をしています。
コチラの記事で自己紹介しています
↓こんな感じの作品を書いています。
すべて短編です↓
(作品タイトルをクリックすると、作品ページに飛びます)
「第17回星の砂賞」審査員奨励賞受賞作「紙の森」
――悲しみから、朝が芽生える。
「ハナビシソウ」
――知らなかった。先祖が僕を見守っているなんて。
「もがり」
――これだけは覚えておいてね。私が、ずっと君を好きだっていうこと。
星の彼方から君を愛す
ご一読いただけますと嬉しいです。

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本の「どこ」を愉しむか?

本の話 -books-
Image by Free-Photos from Pixabay

こんにちは。スピリチュアル作家の皇月ノエルです。

 

 

 

文章を読むのが苦手な人がいることを知った。

勿論、原因はいろいろあると思う。

自分は読むのが遅い、と感じて嫌になったのかもしれない。

子供の頃、大人から強要されて嫌いになったのかもしれない。

「失読症」と呼ばれる状態もある。

でもだからと言って本を敬遠したり、同居人の本棚と本を捨てようとするのはちょっと早計だと思う。

 

本はそこに書かれている文章だけを楽しむものじゃないと思うからだ。

 

私はまだ平仮名も分からない、4歳とか5歳の頃から、本が好きだった。

本を「読むこと」ではなくて、本を「持っている」ことや「ページをめくっていること」が。

二つ折りした折り紙に適当なつづけ字を書いて綴じ、「本」ごっこをしたことが何度もある。

分厚くて重々しい本をめくる学者的な姿、そしてめくる紙の柔らかさに、生まれる前から持ち越した憧れでもあったのかもしれない。

 

棚に並んだ本は、ガラス戸の中に飾ったフィギュアやプラモデルと一緒だ。

 

自分が今まで読み、心に残って好きだから、読み終えてからも手元に置いている。

そして、大切に棚に並べて飾っている。

表紙を見るたびに、読書の思い出をよみがえらせることができる。

まさに、フィギュアを見るたびに推しの美麗な姿を上から下から眺めるのと同じだ。

何らかの事情で、本が読めなくたって構わないと思う。

本の中身が重要なのはもちろんだが、大事な部分はそこだけではないのだから。

 

タイトルの書体。
表紙カバーの紙質。つるつるしているのか、クラフト風にざらついて温かみがあるのか。
さらりと1ページめくった紙の感触。

読まなくて良い。
ただどこかの1ページに手をあてて、優しくめくってみるだけでもいい。

手に触れてみれば、本を大切に扱う人の気持ちに触れられるかもしれないから。

もしかしたら、触れている間に中身が気になってくるかもしれない。

その時こそ、文章に目を通してみる時だ。

読むのが速いからって誇ることではない。

 

文章をゆっくり読む人は、時間を贅沢に使える人だ。

作者さんが魂を込めて書いた文章を、隅々まで味わえる人。

 

本と心のケンカをしてしまった人が、ひとりでも多く仲直りできることを願って。

 

Thank you for your reading!
I wish you all the best!

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