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「言葉を尽くす」ということ

文章を書くこと
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こんにちは。スピリチュアル作家の皇月ノエルです。

 

小説の風景描写って、結局作者が見ているものを伝えることなんだと思うのです。

1つのことを伝えるにしても、書き手によっていろいろな言い回しが生まれます。

作者にはどんな風に世界が見えているか、どうやって感じているかが違うからです。

これが、作者の個性、作者の生み出す世界観になります。

 

以前に、伊坂幸太郎先生の著書を拝読したことがありました。

電車のドアが閉まる音を「鋭くため息をつく」と表現していました。(何年か前のことなので、一部表現が異なるかもしれません)

私は驚きました。自分の中からは出てこない表現だと思ったからです。

確かに電車のドアが閉まる時、「プシューッ」という音がします。

でも私には、それに注意を払う感性がなかったのです。それが、伊坂先生にはあった。

ドアの閉まる音が「ため息」のように聞こえる心情で、私が電車に乗ったことがないからかもしれません。

この言い回しを見て初めて「そうだ。電車のドアって音を立てて閉まるよな」と、音について初めて自覚したような気にさせられました。

こういう時、作者の感性に触れられたような気になって嬉しくなります。

 

また、松本清張先生の著書の中には「自転車が群れている」という表現が登場します。

駐輪場の様子を描く一文です。私はまた感動させられました。

もしも私が文章の中に駐輪場を出すならば、単に「雑多に並んでいる」くらいとしか書けないでしょう。

でも駐輪場って、もっとごみごみしている感じがありますよね。

自転車の頭がほうぼうを向いていたり、まっすぐでない自転車があったり、隣に倒れかかっているのがあったり。

私はそれを一言で言い表すことができず、「雑多に」に逃げて済ましてしまいそう。

そこを松本先生は、「群れる」という言葉で的確に表現されているのです。

 

松本先生の著書はまだ1作しか拝読していませんが、巧みな文章表現に勉強させていただいています。

そのまま映画になるところが想像できてしまうのです。

また、登場人物の観察眼がものすごく鋭い。

作者が物事に素早く気づく目を持っていなければ、こういうキャラクターは書けないのではないでしょうか。

 

文章を勉強しようと思って小説を開くと、作者さんそれぞれの表現に出会うことができて大変面白い。

さらには「こうすれば分かりやすいのか」「こういう書き方があったのか!」と目からうろこが落ちる瞬間がありすぎて、一時的に語彙力を失いそうになります(笑)。

 

とにかくすごいのです(語彙力)

 

 

Thank you for your reading!
I wish you all the best!

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