やる気がなくなった時
こんにちは! スピリチュアル作家の皇月ノエルです。
自力だけでは、書くやる気が起きない時というのも、もちろんあります。
そういう時、対処法の1つとして「本を読む」というのがあります。
人によっては、音楽や映画でも良いでしょう。
素晴らしい作品に触れると、「よし!自分も頑張るぞ!」という気持ちにさせてもらえます。
今回は本に特化して、「書くやる気」が起きたものを紹介していきます!
クリエイティブを仕事にする方法
ぜひとも紹介したい本の1つです。
ドリーン・バーチュー著「クリエイティブを仕事にする方法」(アソシエイツ)

この本の良いところは、ありとあらゆる「クリエイティブ」について書かれていること。
私は書くことをメインに据えているので、書くことへのやる気が起きます。
でも、絵を描いている人、音楽を作っている人、服を縫っている人、
さらにはビジネスマンとして働いている人(企画を考えたりする、クリエイティブな面がどの仕事にもあるはずです)、みんなのやる気を燃え上がらせてくれる一冊なんです。
本は「クリエイティブに生きることの心得」的な内容から始まり、後半に行くにつれてより実践的な内容に移っていきます。
素晴らしいことに、どうやって作品を発表するか? その手段まで。
芸術の分野によって、表現方法は違います。
また、ドリーンさんはアメリカ在住なので、日本とは多少、事情が違うところもあるでしょう。
すべてをそのまま実行する必要はないのです。
でも後半の章を読むことで、「こんな方法もあったんだ」と新しい目が開かれることは請け合いです。
自分の作品を発表する方法についても、クリエイティブになることができます。
また、これは個人的な話ですが、本の印税について多少の知識が得られたのも、私がこれに感謝している理由の1つです。
印税の値段がどのように決まっているのか、それまで知りませんでした。
でもこの本のお陰で、「印税は大体10%」という知識を得ることができたのです。
ありがたい限りです。
この本については、以前に旧ブログ「Endless Magic∞」でも紹介しました。

熱意を持っておすすめできる本です。
書ける人になる!魂の文章術
ここからは、ごく最近読んだ本になります。
1冊目は、ナタリー・ゴールドバーグ著「書ける人になる!魂の文章術」(扶葉社)です。
ナタリーさんは詩人だそうです。
文中にも、詩的な表現がたくさん出てきます。
私はほとんど詩を書きませんが、この詩的な表現も含めてこの本がとても役に立ちました。
「この感情をそういう風に例えれば良かったのか!」
と、新たな気づきを与えてくれたからです。
さらに、「書く」という活動を深堀りして書いてくれているので、自分がこれまで何をしてきたかに気づくきっかけにもなりました。
調子よく書いている時には、どういう精神状態なのか。
逆に上手く書けない時は、何が原因だったのか。
自分が自然と、そして長年やっていること。
誰にも教わらずにやっていることは、言語化するのが難しいのです。
呼吸の方法を説明することが難しいのと一緒でしょうか?
そういう「自然とやってきたこと」を改めて解剖して、細かく言葉にして教えてくれた感じがしています。
自分が何をどうやっているのかが分かれば、上手くいかない時にどうすれば良いかも見当がつきますよね。
対処に時間がかからなくなるのです。
さらに、詩的な表現は私とは全く違う感性を秘めているものばかり。
すごい表現に出会うと、「自分ももっとやろう」という、共闘の心みたいなものに火が付きます。
読んでいる間にいても立ってもいられなくなって、ものすごく書きたくなってくる。
そんな本です。
実は今、2周目し終えたところ。
この本はまだまだ私の本棚に保管され続け、定期的に読み返すことになるでしょう。
ちなみに1周目を読んだ直後の熱い感想も、ブログに記録していました。

誰も見ていない書斎の松本清張
実は、松本清張の名前しか知りません。
でも、有名な小説家であることは知っている。
だから棚にあったこの本に興味を惹かれて購入しました。
読んでみてびっくり。
著者の櫻井さんは、松本清張先生の担当編集者をしていた人だというのです!
編集者目線の作品に巡り合えることは貴重だと思っています。
そこにはきっと、作家とはまた違う目線が含まれていると思うからです。
実際に貴重で、とても面白い本でした。
個人的にこれを「読んでよかったな」と思うのは、松本清張が貧乏だった時代を詳細に描いている場面があったから。
大作家といえども、有名人と言えども、人生生まれた時からチート的に成功し続けているわけじゃない。
それが櫻井さんの筆致で、詳しく伝わってくるのです。
とても励まされた気持ちになりました。
同時に、再び共闘の心と言いますか「私も頑張ろう!」という気になりました。
松本清張が活躍したのは戦後です。
出版業界の事情も、会社の数も、世相も、今とはずいぶん違うことと思います。
でも、そこに流れている根底の空気みたいなものは変わらないのではないか?
うっすらそんなことも感じています。
Thank you for your reading!
I wish you all the best!
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