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自分の行動に「言葉」を与えてくれる本【書ける人になる!】

本の話
PexelsによるPixabayからの画像

こんにちは! スピリチュアル作家の皇月ノエルです。

「書ける人になる! 魂の文章術」

今日、読み終えた本がとても良かったので紹介です。

ナタリー・ゴールドバーグ著「書ける人になる! 魂の文章術」(扶桑社)

ナタリーさんは詩人であり、創作クラスで大勢に「文章の書き方」を教えているといいます。

最初にこの本を読み始めた時、私はナタリーさんが詩人であることを知りませんでした。
書いてあったかもしれないけれど、さほど意識に留まらなかったのでしょう。

でも文章の随所で「すごく詩的な表現をする人だな」とは感じていたし、それが文章に生命力と分かりやすさを与えています。

文章と「禅」

本にも旬の時期や、「読むべき瞬間」があるものです。

この本は、今の私にとって読み時でした。

その理由の1つが、ナタリーさんが禅のお師匠さまを尊敬し、仏教徒でもあるという事実です。

文章の随所には、彼女が尊敬する老師の言葉が出てきます。

また、座禅を組むことや瞑想についてもたびたび言及されます。

私にとっては、この「座禅」や「瞑想」と「書く事」を結びつけることが重要だったのです。

YUUKIさんから、「ただ自分の呼吸に集中して、頭を空っぽにする時間を作りなさい」と助言をもらいました。

 

※YUUKIさんについては、下の記事にまとめてあります

困ったらこの人へ【とにかく人に薦めたい個人セッション】
こんにちは! スピリチュアル作家の皇月ノエルです。 つい最近の、新鮮な話題です。私がとてもお世話になっている、スピリチュアルカウンセラーのYUUKIさんが、ついにブログを立ち上げたそうです!めでたい!  YUUKIさんとの...

 

私は瞑想初心者ではありません。

スピリチュアル系の本を読んでは「瞑想して守護霊と繋がろう」とか、「瞑想してオーラを整えるワークをやろう」とかやってきました。

でも、今回は目的を持ってはいけない瞑想です。

頭を空っぽにするのですから。

YUUKIさんの言わんとしていたのは、「私は頭を使いすぎている」という事実。

自覚もあったことです。

でも、それをどうしたら良いか、そもそもどうにかするべきなのか、分かっていませんでした。

さっそくあぐらをかいて座り、目を閉じて頭を空っぽにしていきます。

……。

できない。

ちょっとしたアドバイスとして、「自分が吸う息、吐く息に集中する」とも教わりましたが、それすらも上手くいきません。

必ず「何か」を考えはじめてしまうからです。

どうにも上手くいかないことを悩んでいた時に、開いたのがこの本でした。

すると、著者が座禅をやっている。

しかも、ナタリーさんは「書く」ことと「座禅(頭を空っぽにすること)」がどう繋がるのかについても教えてくれました。

頭を空っぽにすること、心を静めることが、書くことに力を与える。

それを実体験付きで知ることができたのは、私にとって大きな気づきです。

私は、アドバイスを素直に受け入れると同時に、根拠も欲しいと思ってしまいます。

理性偏重だからかもしれません。

YUUKIさんがアドバイスをくれて、ナタリーさんが本を通して根拠を示してくれました。

自分の「書く」にまつわる行動

この本の大きな特徴として、詩的なたとえと具体的な描写(ディテール)が多いことが挙げられると思います。

これは明らかなメリットだと捉えています。

たとえ話があると、話が分かりやすくなります。

言葉に動きと生命力が吹き込まれます。

ナタリーさんの使う「たとえ」は、とにかく生命力にあふれているのです。

きっと、この本で語られているような書き方を実行しているからなのでしょう。

「こんな文章が書けるようになるのかな」と思うとわくわくしてきます。

訳した小谷啓子さんは天才です。

さて、この「たとえ」と「ディテール」に、私はとても共感しました。

特に、執筆中のことについて。

あまりに共感した個所が多すぎるので、ここでは取り上げきれません。

ナタリーさんの文章が、私が何をしているのかに明確な「言葉」を与えてくれました。

自分がしていることを、人に説明することほど難しいことはありません。

特に、自分が自然にしていることについては。

私にとってそれは書くこと。

でも、どうやって書いているのか?

思考の中の「何を」取り出して書いているのか?

これまで人に聞かれれば、自分なりの説明をしてきました。

でも、ナタリーさんの方が、私がしていることをずっと上手く説明してくれています。

いや、説明ではなく「言葉を与える」と言った方が近い。

言葉は定義と似たようなものです。

言語化できないものを、人は理解できません。

言語を超えたものを見た時は、新しい言葉をあてはめて、それに「名前」をつけようとします。

私は今まで、上手く名付けができていなかったようです。

それゆえに、自分が何をしているのか、理解しきれていなかった。

これで困るのが、上手くいかない時。

どうすれば良いか分からないので、対処のしようがなくなってしまいます。

その「行動の隙間」みたいなものを、ナタリーさんが見えるようにしてくれました。

本文中の言葉を借りるなら「ディテールを描写した」ことになるでしょうか。

お陰で、自分が今、何をしているのか? が客観的にも理解できるようになりました。

これは大きな進化だと思っています。

「書く」ためのマインドが欲しい人に

この本を、「文章の書き方を具体的に教えてくれる本」だと思って読み始めた人は、失望するかもしれません。

この本は実践的な内容よりも、「練習方法」「書くマインド」に重きが置かれた本です。

日本では重視されていないだけで、練習とマインドが最も大切なのかもしれません。

随所に書かれている練習は、どれも独創的で面白そうです。

私は「時間を決めて書く」ことがなかなかできない人なので、制限時間を決めて書いてみるという練習は、とっても役に立つし面白いと感じました。

さらに、文中からナタリーさんの熱意が伝わってくるからでしょうか。

本を読んでいると、書きたくていてもたってもいられなくなる瞬間が何度も訪れました。

やる気を引き出してくれる本です。

そして、励みになる部分もたくさんあります。

文章からは、ナタリーさんも学びの途上にあることがよく分かります。
これは素晴らしいことです。

なぜなら、リアルタイムで先生も悩んでいることが分かるから。

本を出すプロでも悩むことがあるし、気持ちが落ちこむことがあるし、「自分の文章は誰の役にも立たないんじゃないか」と無駄な思い込みに足をとられてしまうこともある。

自分は道の途上にいると考えている人たちは、すでに本を出して活躍している人たちを見て、「あの人は完璧で、悩みなんかないんだろうな」と考えてしまいます。

でも、実際はそんなはずもなく。

それが文章から伝わって、「自分も書いていていいんだ」「先生も自分と同じなんだ」と感じることができます。

これは人を見下すということではないと思います。

良い意味で、先輩を自分と同じ高さに引き下ろして見ることができるということです。

空虚なあこがれを廃して、相手も自分と同じ人間として見られるようになる。

自分と同じ人間がやってのけたことなら、自分にもできるかもしれない。

自分で遠くしていた夢への距離を、正しく測り直せる気がします。

 

Thank you for your reading!
I wish you all the best!

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