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皇月ノエルはこんな人

光と音に敏感な「繊細さん」(HSP)。小説家をしています。
コチラの記事で自己紹介しています
↓こんな感じの作品を書いています。
すべて短編です↓
(作品タイトルをクリックすると、作品ページに飛びます)
「第17回星の砂賞」審査員奨励賞受賞作「紙の森」
――悲しみから、朝が芽生える。
「ハナビシソウ」
――知らなかった。先祖が僕を見守っているなんて。
「もがり」
――これだけは覚えておいてね。私が、ずっと君を好きだっていうこと。
星の彼方から君を愛す
ご一読いただけますと嬉しいです。

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小説、TRPGシナリオも今後追加予定です。
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渦中の人

ブログ -BLOG-

「生きていれば楽しいこともある」とか
「昔は分からなかったけど……」とか

 

心のこもった言葉であることは何となく感じ取れるけど、それを素直に受け入れることができない。

心がそこまでついていかない。

 

「その後」を体験してからなら分かる。
「生きていれば……」が事実でありうることを。

 

でも、それをずらしたタイミングの中で言われると、
ただの陳腐にしか聞こえないのだ。

 

誰も悪くない。

 

ただ、彼らに私の感じているそのままを、完全に理解してもらうことができないだけだ。

いくら言葉で語っても分からないだろう。彼らには経験のないことだろうから。

体感してもらう手段もない。

そもそも、理解を求めているのだろうか?

 

……自分が何を求めていたのか、それすらも忘れてしまった。

鉛の詰まったような体で、同じ思考をぐるぐる回る。

段々、視野が狭まってくる。

一番遠くにあったはずの選択肢だけが、少しずつ大きくなって迫ってくる。

近づいては遠ざかる。

それをどうすれば良いのか、どうにかしたいのか、分からない。

 

誰かに話す気になった時、誰かが気付いてくれた時、
私が求めているのは助言ではない。

ただ、話を聞いてくれることだけだったと思う。

あの気持ちを言葉で伝えるとしたら。

 

陳腐な助言を浴びせられ続けると、自分がみじめになる。理解してもらえない気になる。

結局、分かったように近づいてきて、親身なフリをして話を聞いて、
でも最後に言うのはありきたりな言葉なのか、と。

それにどんなに実感がこもっていたとしても、私は納得することも、腑に落とすこともできなかった。

単に人格が頑固だったのか、それほど心が風邪をひいていたのかは分からない。

ただ、「大人は分からないんだな」と溝を引いていた。

作りたくて作った溝じゃない。

自分を守りたくて作った溝だ。

 

 

からっぽの自分の中に、他人の言葉が入ってくるのに耐えられない。

からっぽの中にも存在する、時間をかけなければ出てこない言葉をどこかで吐き出したかったのかもしれない。

その気持ちを誰に、どう伝えて良いのか分からなかった。

危うく黙っていなくなるところだった。

 

 

渦中の人に、自分の思うことを伝える前に。

黙ってそばにいて、語られる言葉に耳を傾ける時間を与えて下さい。

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