こんにちは! スピリチュアル作家のNoel Kozuki (皇月ノエル)です(*´▽`*)
霊能者の友人が、とても印象的な話をしてくれました。
「今の若い人たちが何を考えているのか、求めているのかは、こちらから尋ねて分かってあげないといけない」
というようなこと。
それを聞いた私は、なんと健全な考え方かと、ひとつ色眼鏡を外された気持ちです。
「自分が10代の頃、20代の頃はこうだったから」
そう思って若い人に接する人が多いような気がしています。
しかし、時代が流れるにつれて価値観やものの捉え方は変わっていくもの。
自分基準で考えていくと、いつか必ず「今の若者と、自分が若者だった頃の違い」にぶつかる瞬間がやってくるように思います。
そこで、自分がまったく理解できないことに遭遇すると、多くの人はこう言うのです。
「今時の若者は」
昔は、自分がそれを言われて嫌な思いをしたかもしれないのに、気がついたら自分がそれを言う立場になっている。
人間、自分より年上の人たちが大人に見えるのに、いざ自分がその年齢になると「思ったより大人じゃないな」「こういうものなのか」と、気持ちは若いままであることが往々にしてあるようです。
私も小学6年生になった時、中学生になった時、高校を卒業した時、成人式を迎えた時……。様々な場面で、「昔はめっちゃ大人に見えていたのに、自分がその年齢になったら大したことない」と思う経験をしてきました。
自分の感じ方は、10代のころくらいにある程度完成されているとしても、自分が社会的には20、30、40代になる頃には、自分よりずっと若い人たちがいるという事実があります。
そして彼らは、私たちが触れえなかったようなものに囲まれ、遊ばなかったおもちゃで遊び、まったく違うことを感じて成長してきているのです。
つまりは、人間はだれしもが10代を経験しているけれど、10代だからといってまったく同じ価値観を持っている世代はありえないということです。
もっと細分化すれば、それは個人にとっても同じこと。
自分の感じ方を信じるのは大切だけれど、自分にとって心地良いこと、自分にとって貫きたいことが、他の人にもそのままあてはまるとは限らない。むしろそんな場合の方が少ない。
簡単そうで難しいけれど、そのようなものの見方が大切と痛感します。
さらに友人(昭和生まれ)の態度で印象的だったのは、テレビで「平成生まれの若者たちが、どういう生き方を求めているか」を聞いていくくだりで
「おお、教えて教えて」と食いついていたところ。
こんなに開放的で、じっくりと人の話に耳を傾けてくれそうな大人は、いったい何人生存しているんだろう? と、友人から後光がさしてみえてしまいました。
もしかしたら私が知らないだけで、こういう素晴らしい人は当たり前のように存在するかもしれませんが……。
世間からみれば、私も20代にさしかかったばかりで「若者」の部類に入るかもしれません。
ですが高校の後輩たちと関わったり、趣味のおもちゃ屋めぐりをしていると、そう高をくくっていられないことに気づきます。
おもちゃ屋には、懐かしいおもちゃの隣にびっくりするようなおもちゃが並んで売られていて、それを嬉しそうに買ってもらう子どもがいる。
後輩たちは私以上にSNSを活用していて、私以上に活動的。
すぐにでも「世代が近いから、価値観も似てるでしょ」という思い込みを捨てざるをえなくなりました笑。
子育てでも、後輩の指導でも、あらゆる人との関わりでも、相手がどう接してもらうのが良いのかは人によってさまざま。
当たり前のようで、なかなか気づけないそれを、常に意識していることができたなら。
相手の希望を何も知らないから、ぜひとも教えてほしいという謙虚な姿勢を持って人と接することができたなら。
自分にはまだまだ難しいことを実行する友人に、尊敬を深めたのでした。
Thank you for your reading!
I wish you all the best!
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