こんにちは! スピリチュアル作家のNoel Kozuki (皇月ノエル)です(*´▽`*)
ラルフは、自分も「ヒーロー」のように扱われたいと思うあまり、悪役をやめたいと願っています。
ラルフがヒーローになる第一歩は、愛想良くパーティーに顔を出すことでした。失敗しちゃいましたけどね(;´∀`)
ラルフは、自分のゲームのヒーロー役であるフィリックスと話し、一緒にケーキを食べることを許されます。しかし、この場面がなかなか面白い。
2人の会話の、なんとぎこちないこと!

ぎこちなく笑うフィリックス
この時、ラルフは「良い人」になろうとするあまり、なんとも自分らしくない態度でフィリックスと会話しています。
ラルフは自分のゲームが30周年を迎えたことを知っているのに、それを知らないフリをしたり、「一緒にケーキを食べたい」という代わりに「ケーキか。ケーキってどんなものなんだろうな、食べたことないな」など、回りくどい表現を使っています。
結果、フィリックスが忖度(笑)して、「い、一緒に食べる?」と誘うことになるのです。
そこまではなんとかうまくいきましたが、最終的な結果……結局ケーキを破壊してしまい、みんなから受け容れてもらうことはできませんでした。
本来、ラルフは破壊の限りを尽くす悪役ではないし、コミュ障なわけでもありません。
その証拠に、パーティーをぶち壊してしまった後に行った酒場では、店主とオープンに語り合っています。
ラルフが自分らしい態度でフィリックスと語り合ったのは、物語の後半です。
フィリックスは、ラルフが本当は悪い人間ではなく、フィリックスのような暮らしに憧れて一連の行動を起こしたことを知ります。
それは、言葉にされなければ気づくことのできない事実だし、この時のラルフの誠実な口調が、何よりもそれが嘘ではないことをフィリックスに伝えたと思います。
ここでも良い人に見られようとしていたら、きっと気持ちは伝わらなかったでしょう。この時のラルフには、一刻も早くヴァネロペのカートを直してもらうという使命がありました。
だからこそ時間を無駄にしたくないと思い、飾り気のない、正直な本音を伝えることができたのかもしれません。
誰かに気に入ってもらおうとして、いつもの自分とかけ離れた人柄を演じようとすると、必ずどこかで無理が出てしまうと感じます。
逆に自分らしくいることで、ご縁のあるべき人とは繋がりができていくはずです。
Thank you for your reading!
I wish you all the best!
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