こんにちは! スピリチュアル作家のNoel Kozuki (皇月ノエル)です(*´▽`*)
ヘラクレスは神に戻るために、父ゼウスの助言を受け容れて真のヒーローを目指します。
しかし、有名になったヘラクレスに対し、ゼウスはちょっと苦々しい顔。有名になることは、真のヒーローになることとは違うからです。
“I’ve been every single monster I’ve come up against. I’m the most famous person in all of Greece. I’m an action figure!”
「僕は向かってくるすべての魔物を倒したんだよ。僕はギリシャ中で一番の有名人なんだ。僕のフィギュアまで作られているのに!」
ヘラクレスは抗議しますが、ゼウスはこう返しました。
“I’m afraid being famous isn’t the same… as being a true hero.”
「心苦しいが、有名になることと、真のヒーローになることとは同じではないのだよ」
“What more can I do?”
「僕にもっとできることがあるの?」
“It’s something you have to discover for yourself. Look inside your heart.”
「お前は自分自身を探求しなければならない。自分の心の内側を見つめてみなさい」
そう言い残し、オリンポスへ帰ってしまうゼウス。残されたヘラクレスは落胆しますが……ゼウスはその通りのことを言っているだけなのでした。
ヘラクレスには足りないものがあったのです。それはたぶん、愛情。
それも、怪物を倒して大勢を助けるような広く浅い愛ではなく、心から大切だと思えるたった1人を、自分の身を呈してでも救い出すような愛です。
もしかすると、私たちの意識レベルがもっと成長した時は、深い愛をたった1人に限らず、人類全体にまで持てるようになるのかもしれませんね。
ヘラクレスがそんな愛の力を発揮したのは、死者の川からメガラの魂を救い出した時です。
ヘラクレスはメグを救いだし、代わりに自分が川に残る覚悟で飛びこみました。
でも、メグを助けた時に神としての力がすべて戻り、2人とも無事に現世に戻ってくることができました。
ヘラクレスは偉大なことを数多くなしとげています。
その中には、オリンポスに向かい、父ゼウスを助け、ハデスの思惑を挫いたという大きな功績も含まれているのです。
でも、迫りくるタイタンたちを退けてゼウスを助けても、ヘラクレスに真の力は戻りませんでした。そこで問われたのは勇気であって、深い愛ではなかったからじゃないかな。
勇気も愛も大切ですが、勇気は愛の表れでしかありません。根源は愛なのです。
Thank you for your reading!
I wish you all the best!
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